国高diary
11月全校朝礼
11月1日(金)、今月の全校朝礼が行われました。
清々しく晴れ渡る空から柔らかい日差しが届き、校庭に整列した生徒たちの間を、時おり爽やかな風が吹き抜けます。
始めに、杉田教頭から訓話を頂きました。
私たち教員が生徒の皆さんに対して何よりも願っていることは、人間的な成長である。
その「大人」への成長過程にある君たちには、「自分と違うもの、自分とは異質なものを受け入れる気持ち」を持てるようになってほしい。
様々に異なった価値観で溢れている世の中で、同じ考えや物の見方を持った人たちの中で暮らしている方が、確かにずっと楽で居心地が良いと感じるかもしれない。
しかし、自分とは異なるものを受け入れる度量の大きさこそが、人間的に大きく成長させてくれるはず。
例えば、今話題になっているラグビーワールドカップの日本代表チームには、色々な国籍の、色々な価値観を持った選手がいる。
それ故に、お互いに譲り合い、認め合って、“One for all, all for one”という精神の基、チームとして成長していったのだろう。
そういった多様な考えを持つ選手たちの中で一人ひとりが精神的にも成長していったことが、素晴らしい結果を生み出す一因になったのではないだろうか。
生徒の皆も是非、日常の中で「自分とは異質なものを受け入れ、そして認め合う気持ち」を持ってほしい。
その先にはきっと、「仲間はずれ」などない、穏やかで、お互いが精神的に高め合うことのできるような世界が広がっているのだ。
杉田教頭からの言葉を聞きながら、生徒たちは自らの過去を振り返り、新たな生活の指針を手に入れたことでしょう。
次に、各分野で優秀な成績を収めた生徒たちの表彰が行われました。
本校読書感想文の入賞生徒に続いて、公式大会で活躍した女子バスケットボール部、柔道部(個人・団体)、バトン部の栄光を称えます。
特に、バトン部は見事、関東大会への出場を果たし、朝礼の最後には生徒会長の言葉で壮行会が催されました。
一段と肌寒さを感じるようになりましたが、真面目でひた向きな生徒たちだからこそ、体調管理に気をつけながら日々を送ってほしいと思います。
今月の半ばには、三者面談が予定されています。
親御さんの前で堂々と自らの目標を語れるような、たくましい姿を期待しています。