読む力・考える力・表現する力をバランスよく鍛える。そうすれば、自己との対話、他者との対話に潤いが生じるはずです。国語の授業では、教員からの問いかけに臆することなく答え、また皆さん同士も意見・感想を大いに共有してください。本校では学年に応じて、漢字や古文単語の小テスト実施により基礎知識の定着を図り、また精読と多読とを両者実現できるよう問題演習教材も取り入れています。皆さんの豊かな心の育成に貢献できるよう、国語科一同が全力で支援します。
世界では日々問題が起き、経済は不安定で先を読むことは容易ではありません。これらを解決するヒントが歴史には隠されています。地理歴史の授業では1年次で世界史と日本史を学び、歴史の流れをつかみます。2年次からは選択制で1科目に絞り、受験を意識した学習を目指します。公民の授業では2年次で主に政治や経済を学習します。裁判所の見学を行い、現実の社会を見つめる機会もあります。歴史や政治、経済を通じて広い視野を持ち、考えられる人間に成長してください。
高校数学は、答えを出すことよりそれまでの考える過程を大事にしていきます。その過程を考えるために前提をしっかりと決めます。この作業がまさに論理的思考に繋がっています。ある問題に対して順序立てて考えることは、これから社会に出て活躍する皆さんの力になります。高校数学を通して論理的思考力を鍛え、「教わる存在」から「自ら学ぶ存在」になり、あらゆることに対応できる人間になっていきましょう。
理科は身の周りの物事にたくさん関係しています。だからこそ周りを観察し、興味を抱くことが理科を学ぶ上では必要なのです。さらに好奇心から疑問点をしっかりと捉え、じっくり考えてほしいと思います。現象原理を理解するまで時間がかかりますが、理解できたときの感動は何とも言えません。授業を通じて自ら考え、解決する力を是非とも身につけてもらいたいです。ここで学んだことは必ず今後の皆さんの役に立つでしょう。さあ興味、好奇心から始めよう!
英語を学ぶ意義とは何でしょうか。文学作品を読み、原語でしか味わえない響きを感じたり、英語が通じたりしたときの喜びはひとしおでしょう。今後皆さんは、情報伝達手段としての英語力はもちろん、アカデミックな文章を読む力が求められます。高校3年間は英語力の基礎づくりです。テキストで扱われる国際社会の諸問題を日英の2言語で論理的に考え、異文化に対する教養や理解を深めましょう。国際社会に貢献できる人材となるべく、自ら学ぶ姿勢を大切にしてほしいと思います。