日本文化史資料館

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2016/12/6
日本文化史資料館の紹介ページができました。
2016/12/6
オリジナル映像教材向けの授業案とワークシートがダウンロードできます。

小林 鈴木 記念 日本文化史資料館 沿革

日本文化の継承・発展に役立てる研究施設として、昭和28(1953)年に「社会科資料室」が設置されました。

資料室の発展に深く携わったのが、本校第2代校長の小林武治です。小林は、本校生徒に質の高い教育参考資料を提供するため、有職故実の権威であり、副校長として教鞭をとっていた鈴木敬三の協力を得て、資料室の育成を図りました。

本校教員と生徒による、古墳時代の遺跡調査によって出土したものをはじめ、王朝文化を伝える装束や調度品の保存、貴重な文化遺産の精巧な復元模造品の制作、その他文書類の文庫を設置し、常設展示に努めました。

昭和58(1983)年の開校35周年に小林・鈴木両名の功績をたたえ、施設名を「小林・鈴木記念 日本文化史資料館」と改めました。また平成7(1995)年には本校の文科館改修に伴い、資料館も新たに改修されました。

開設当時から、本校後援会をはじめ多くの方々の物心両面にわたる支援があり、収蔵資料は学会からも注目され、現在でも貴重な研究材料として利用されています。

主な収蔵品

國學院高校開校70周年記念事業開校70周年記念映像教材
「今に伝わる よみがえる―鶴岡八幡宮の女房装束―」

本校では開校70周年記念事業の一環として、「日本文化史資料館」の効果的な活用を目指し、資料館の所蔵品を題材に扱った映像教材を制作しました。所蔵品のもつ歴史的背景や文化財的価値を視覚的に描写することで、より多くの生徒の興味・関心を喚起したいというのが映像化の目的です。

また今回の撮影には、本校の体験学習プログラムの1つである「歴史教室」に参加した生徒たちが協力してくれました。歴史教室で文化財に触れた生徒たちの驚きや感動を映像によって追体験しながら、楽しく学習できる教材になっています。

教材の学習テーマは「文化財の保存と復元」。所蔵品の中から今回の映像教材の題材に選んだのは、鶴岡八幡宮の御神宝(女房装束)の復元模造品です。原品は現存最古の女房装束として知られており、また所蔵品は人間国宝・喜多川平朗の手による復元品ということもあって、今回のテーマにふさわしいと考えました。 文化財の保存や復元には、多くの人たちがそれぞれの想いで関わっています。復元模造品は「偽物に過ぎない」などといった否定的な先入観をもたれがちですが、文化財の復元には古典的な技術の解明と継承という大きな意義があるということを、生徒たちは学ぶことができます。

教室での活用にあたっては、グループワークを中心とした50分完結の授業を想定しています。担当教員は場面に応じて一時停止をしながら、学習課題に取り組ませます。生徒たちは学習課題を解決するためのグループワークに取り組み、ワークシートをまとめます。こうした一連の活動を組み合わせることで、授業を展開していきます。 詳しくは、下のバナーからダウンロードできる授業案とワークシートをご覧下さい。

この映像教材のDVDをご希望の方へ

「今に伝わる よみがえる―鶴岡八幡宮の女房装束―」
國學院高等学校70周年記念映像教材

なお、この映像教材のDVDをご希望の方には、学校等教育機関での教育目的の使用に限り、無償でご提供いたします。住所・氏名・電話番号またはEメールアドレスを明記の上、下記のお問い合わせ先まで郵送またはFAXにてご連絡ください。

映像制作に協力してくれた生徒の感想

1年生男子
この歴史教室を通してわたしは日本には数えきれないくらいの文化財が存在していて、その1つ1つに昔の人の想いが注ぎ込まれているということが分かった。そして、それを大切に保管したり、復元する人がいたりと昔の人の想いをしっかりと今でも受け継いで残していこうとしている人がいることが分かった。(中略)今回は普段絶対に会えない方々から話を聞くことができたり、歴史についてみんなで話し合ったりと貴重な体験を味わうことができて良かった。またこのような機会があればぜひ自分から積極的に参加したいと思う。
1年生女子
過去を伝える遺産を受け継いでいくことについて考えさせられた3日間だった。モノが遺産になったのは、そのモノを大切に守り受け継いでいった人たちがいたからだろう。(中略)文化財に対して(保存・修復・復元の)どの方法を使うのが未来に残すために一番か、それを見極めて十年あるいは百年先のことまで視野に入れることが文化財を残していくために必要だと思う。
2年生女子
これまでは「復元品は所詮本物じゃない、本物が一番」と思っていたが、今回の歴史教室で復元品を創る意味のようなものが少しだけわかった。(中略)実際に触って、着装もできるというのは復元品があるからだと感じた。本物はこれからも大切に保存して行くのと同時に、復元品を作って、先人たちの想いや生きた証を現代に生きる私たちがきちんと学んで、後世に受け継いでいかなくてはならないと強く思った。

関係紀要論文の閲覧はこちら

この記念事業の詳細は東京私学教育研究所の公開研究発表会で報告され、『東京私学教育研究所紀要』第64集に報告論文が掲載されました。論文は下のボタンから閲覧できます。

お問い合わせ

日本文化史資料館に関する一般的なお問い合わせは、下記の連絡先に、郵送・電話またはFAXでご連絡ください。

お問い合わせ先

資料館委員会 受付担当 奥野・飯島
受付電話 (代)03-3403-2331(9:00~16:00)
FAX 03-3403-1320
住所 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-2-3

お問い合わせ例

  • 教育活動を目的とした資料の利用
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