Q&A

1、教育体制

● 國學院高校はどのような特徴のある学校ですか。

  • 昭和23年学校法人國學院大学の設立による、普通科の共学校です。系列校には国学院久我山、国学院栃木の2校があり、そのうち国学院栃木は別法人です。開校の経緯は3校ともそれぞれ異なります。
  • 本校は高校単独校であり、併設の中学校は備えておりません。また、募集時においては、特進コース、国公立受験コース、医学部受験コースなどの区別もありません。中学からの内部進学者がいないため、新入生は全員同じ条件で高校生活のスタートを切ることができます。
  • 「國學院は真面目な学校」という評価をいただくことがあります。「心の教育」をスローガンに、他人への思いやり、礼節、公共心、言葉遣い、基本的生活習慣などをきめ細かく指導しています。

● 國學院はどのような校風の学校ですか。

母体である國學院大学の伝統を受け継ぎ、質実で穏健な校風の学校と言えます。生徒の気質はおしなべて穏やかで礼儀正しく、素直で真面目な生徒が多いようです。

● 平均的なクラスサイズはどうなっていますか。

1クラスの平均人数は41.75人。男女比率はほぼ同数。現在、生徒数は1,670名(男子827名、女子843名)、各学年のクラス数は1年12、2年14、3年14となっています。

● 土曜日はどうなっていますか。

現在は、授業6日制(3年生については原則5日制で、土曜日に任意選択授業あり)です。授業時間を無理なく確保するとともに、特別活動の充実を図っています。

● 國學院大学に進学する生徒の数はどれくらいですか。

  • 系列の國學院大学へは無試験推薦入学制度があり、本校へは約120名分の推薦枠が与えら れています。例年、3年生の20%前後がこの制度を利用して進学します。ちなみに、昨年度、無試験推薦によって進学した者は112名(卒業生の21.2%)です。
  • 上記のほかに、他大学と併願受験できる選抜推薦制度(センター試験による選抜)が法学 部にあります。昨年度は144名が受験し、113名が合格(合格率78.5%)、うち46名が進学しました。

● 将来理系に進みたいのですが,やはり國學院大学の系列ということで,文系中心の大学にしか行けないのでしょうか。

全くそのようなことはありません。本校生徒は理系志向も強く、例年、男子の約35%、女子の約20%程度が理系の大学を志向します。

今年度に関しては、3年生は男子34.0%・女子19.5%(14クラス中4クラス)、2年生は男子37.8%・女子22.9%(14クラス中4クラス)、両学年併せて全体で約28.4%の生徒が理科クラスに在籍しています。

2、学習面 

● 進学校とのことですが,具体的にどのようなことをしていますか。

  • 大学付属でありながら、生徒の大多数は他大学を受験します。ただ、学校として系列大学 か他大学どちらかへの進学を重視し、そちらへの進路を志向させるというスタンスはとっておりません。
  • 主要教科に単位増加。授業内容は難関大学受験を念頭において組まれたもので、基礎から 丁寧に教えますが、最終的には高いレベルを目指しています。
  • 大学合格実績については、例年いわゆるMARCHと呼ばれる私立上位校を中心に実績を あげています。

● 能力別クラス編成は実施していますか。

学級編成としての特別な能力別クラス編成は実施していませんが、3年次の英語の授業のうち週5回は3段階のグレード別授業を行っています。内容は読解演習(科目名は「リーディング」)で、レベルにあった学習をすることで効率化を図っています。

来年度(24年度)は、2年次で英語と理系数学の一部の授業でも実施する予定です。

● 講習・補習はありますか。

  • 夏・冬の長期休暇中には全学年の進学講習を実施しています。この講習はたいへん人気が あり、毎年大盛況です。
  • 3年生に対しては、平日に週2日(火・木)の進学講習、また夏には勉強合宿も実施します。
  • 1年では、学習のスタートをうまくきれなかった者を対象に、夏休み中の成績不振者補習(「指名補習」などと呼んでいます)を実施しています。
  • また、不定期にですが、朝に講習を開いている教科もあります。

● 英会話の授業はありますか。

今年度から、1年次の授業の中で、ネイティブ教員によるコミュニケーション主体の授業を実施しています。より効果を高めるため、1クラスを2分割した少人数制授業となっています。

また、例年、夏・冬の長期休暇中に集中的に5〜7日間の英会話講座(10名程度の小クラス編成)を希望者に対して実施します。

さらには、海外語学研修プログラム参加者に対し、別内容の講座を出発前の準備講座として開講しています。

● 海外語学研修について教えてください。

海外語学研修は希望者45名を対象に夏期休暇中、オーストラリア・ケアンズ市郊外において実施します。13泊14日間のホームステイと授業形式による学習、その他の活動が行われますが、この研修のテーマのひとつとして、「日本文化を紹介する」が掲げられています。高校生にふさわしく、折り紙の折りかた、書道などを現地の受け入れ高校やホストファミリーに紹介してきました。

遠く親元を離れ、相当な期間をホストファミリーのもとで英語漬けの生活をすることで、英語力、自立心、協調性などが養われます。最終日には涙の別れとなり、大人が想像する以上に生徒は大きく成長します。

● 國學院では「総合的な学習」は何をやるのですか。

「総合的な学習」は平成15年度から実施。現在のテーマは「進路について考える」で,自分史作成等による自己分析 → 職業研究 → 大学・学部学科研究 → 大学模擬講義 → 本校卒業の大学生による受験勉強・大学生活のアドバイス、という流れで学習に対するモチベーションアップを図っています。

● パソコン教室はありますか。

あります。最新の機器を備え、平成16年度2年生から「情報」(2単位)が実施されています。

● プールはありますか。また、水泳の授業はありますか。

校内にプールがないため、水泳の授業はありません。ちなみに、水泳部の練習は近くの公共施設のプールを借りて行います。

3、生活面 

● クラブ活動は盛んですか。

たいへん盛んです。クラブ活動は人としての成長に大きく寄与するもので、学校としても大いに奨励しています。現在、文化系クラブ25、スポーツ系18のクラブがあります。ちなみに1年生のクラブ加入率は例年75%程度となっています。

● 運動部の練習はハードなのでしょうか。勉強との両立が心配です。

本校は、スポーツ推薦など運動選手を特別に優遇する制度がありません。また、夜遅くまで活動をしているクラブもありません。したがって本校の運動部は必ずしも強豪揃いというわけではありませんが、その反面、初心者であっても安心して入ることができ、試合に出ることも可能です。

なお、弓道部は関東大会常連であり、最近では卓球部、バトン部などが優秀な成績をあげ、また文化部では書道、美術、吹奏楽部等の活躍が目立っています。

● 國學院は校則が厳しいですか。

本校は進学校ですが、学習と並ぶ本校のもうひとつの柱が「心の教育」です。生徒諸君には学力と同時に、将来どこに行っても恥ずかしくない社会人としての資質を身につけてもらいたいと考えています。

清潔な身だしなみや頭髪・服装マナー(定期的に検査を実施)といった外見から,出欠席・ 遅刻などの基本的生活習慣、礼節・公共心・人への思いやりなど内面的なことまで教員は指導しますが、これらはみな社会人として当たり前のことばかりです。本校ではこうしたきめ細かな生活指導を通じて教員と生徒が交流し、家庭的な雰囲気が生まれています。

● 携帯電話は禁止ですか。

原則として、校内への持ち込みは禁止です。

● 授業の開始時間は何時ですか。

8:25までに校門に入らないと遅刻となります。各クラスの朝のHRが8:30からで、授業は8:40から行います。

● 下校時間は何時ですか。

月曜から金曜までの校内でのクラブ活動は、原則として17:30に完全下校です。但し、延長する場合は18:00までとなります。土曜は16:30まで、また日曜日は15:30までとなります。

● 食堂はありますか。

270人収容の食堂があり、低価格と豊富なメニューで生徒には好評です。他に購買でパン・おにぎりなどを購入することもできます。ただし、多くの生徒はご家庭からお弁当を持参して昼食をとっています。

● カウンセリングルームなどはありますか。

本館1階には「相談室」という名前の部屋があります。ここには、毎日の昼休みと放課後に担当教員が詰め、生徒の相談に応じています。またこのほか学校カウンセラーとして臨床心理士が週一回来校、相談を受け付けています。さらにこの相談室は生徒だけでなく、ご家族も利用できることになっています。

4、入試関係

● 國學院の入試の難易度はどれくらいですか。

「Vもぎ」による偏差値は59〜60程度です。募集人数が男女550名と大規模になることから、都立・県立の上位・中堅上位校の併願校と捉えられているようです。

● 國學院の合格者の併願先で多い公立高校はどこですか。

東京では多い順に並べると、小山台・新宿・三田・駒場・戸山・青山・富士・竹早・小松川、神奈川では多摩、千葉では船橋東・薬円台などの高校となります。

● 國學院の推薦入試は基準が高く、厳しいのではないかと心配しています。

推薦出願者は全て本校を第1志望(単願)としてくれていますので、入学してからの学習に必要な基礎学力があり、真面目で意欲的な生徒であれば、本校としても大歓迎です。

本校の推薦入試は必ず全員が合格すると決まっているわけではありません。平成23年度推薦入試では、受験生中の合格率98.7%(募集120名に対し応募158名、合格者数は156名)となりました。

推薦入試においては適性検査が実施されますが、最終的には調査書・面接も合わせて総合的に判断します。

● 推薦基準に達していなくても出願できますか。

残念ながら、出願できません。

● 事故による骨折入院が20日あるのですが、推薦に出願できますか。

残念ながら、出願できません。

● 推薦基準は,3年2学期の通知表をみればいいのですか。

あくまで調査書用成績で,中学校が作成する「一覧表」と呼ばれているものの成績になります。学期末に中学校でもらういわゆる通知表の成績と、調査書に記載される成績が同じとは限りませんので、自分が推薦基準に該当するかどうか、必ず中学校の先生におたずねください。

● 推薦入試の適性検査は難しいのですか。

この適性検査(国語・英語・数学各30分ずつ)は本校に入学してから学習についていけるかを見るのが最大の目的です。年度により多少の変動がありますが、概して一般入試に比べると易しい出題になります。中学生の皆さんはあまり心配せず、基礎力をしっかり養うようにしましょう。

● 足切り点はありますか。

推薦・一般いずれの入試においても、極端に低い点数の科目があり入学後の授業についていくことが困難と認められるような場合、合計点にかかわらず不合格となることがあります。

● 一般入試では、面接、調査書は重視されるのですか。

点数化するわけではありませんが、面接・調査書も判定の重要な資料としています。本校を志望する皆さんには、欠席・遅刻・早退等をせず、しっかりした基本的な生活習慣が望まれます。

● 一般第2回入試について教えてください。

平成16年度までは「二次入試」という名称で、若干名の募集を行っていましたが、17年度からこれを「一般第2回入試」という名称に改め、80名募集としました。2月10日に他校を受けた受験生、あるいは本校一般第1回入試で不合格となった受験生などが、この日に本校を受験するチャンスが得られます。また都立の入試前なので、都立の押さえとして受験することができます。

● 一般第2回入試は第1回より難しいのですか。

16年度までの「二次入試」と異なり、一般第1回入試より内容的に格段に難しいということはありません。但し、募集人数が80名と少ないため、やや倍率の高い入試となります。

● 面接はどのように行われますか。

受験生1名に対して面接者2名で、推薦入試では3〜5分程度、一般入試では2〜3分程度で行われます。

● 面接の順番が最後の方になった場合,何時頃帰れますか。

最も遅い場合、3時半頃の予定ですが、応募人数などにより若干の前後が予想されます。

● 入試事前相談は行っていますか。

行っていません。ただし、受験に関する一般的な質問等については、学校説明会等でお答えしています。

● 併願優遇はありますか。

いずれの入試においても、そのような制度はありません。また、一般入試では、本校が第1志望であるからといって優遇されることもありません。

● 帰国子女入試は行っていますか。

行っていません。そのため、推薦入試や一般入試で受験していただくことになります。その際、帰国子女であるということで優遇されることはありません。

● 資格(英検・漢検など)を持っていると、入試では優遇されますか。

推薦・一般いずれの入試においても、英検や漢検、その他の資格を持っていることで、優遇されることはありません。

● 推薦不合格者が一般入試を再受験する場合の優遇措置について教えてください。

推薦入試を受験して不合格になった場合(欠席や一部未受験を除く)、一般入試1回、2回いずれを受験する場合でも優遇措置をとります。また、この優遇措置を受けた受験生が合格した場合でも、延納制度が適用されます。

● 入学手続費用の延納制度はありますか。

手続時に入学金の一部(¥70,000)を納入することで、併願校が公立・私立にかかわらず、延納制度が適用されます。なお,この¥70,000は返還されません。

推薦入試で不合格となった受験生が一般入試(1回、2回のいずれであっても)を再受験する場合であっても、同様です。