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Graduates' Message

卒業生紹介

卒業生の皆さん、国学院高校では
どんな学校生活を送りましたか?

SEKAI NO OWARI
Nakajin さん
[56回生:2004年卒]

自分の未知の部分を知る

高校生活から得たたくさんのことの中で、一番大きかったのは「自分の未知の部分を知ることができた」ことだと思います。3年間バレーボール部に所属し、チームの仲間たちと試行錯誤しながら同じ目標に向かうその過程で、「自分は何が得意で何が苦手なのか?」「集団の中でどんな役割を担えば貢献できるのか?」等についてひたすらに考え、悩み、実行し、失敗したら対策を練って。そんな日々から浮き彫りになる新たな自分を知れたことが、今のSEKAI NO OWARIというチームでの活動に確実に生かされていると感じます。国学院高校は僕がそんな貴重な経験を存分に味わうための受け皿になってくれました。これから高校生になる皆さんも素敵なチームを組める仲間がきっと見つかるはずです。

シンガー・ソングライター
さだ まさし さん
[23回生:1971年卒]

大きく成長できた3年間

未だに高校時代の仲間と集まっては酒を飲んでいる、と言ったってそうは驚くまいが、皆で集まるとき当時の担任だった先生がお元気だった頃はいつも一緒だったと言ったら、少しは驚くか。我々は、そういった友人間の信頼というものを築くための努力を怠らなかった。そう。努力を惜しまなかった、という自負心がある。それは決して「譲る」ことや「協調」だけではなく、最も大切な「共に楽しむ」というキーワードを、常に欠かさなかったからだ。「個人を尊重する」という表現は、その前に必ず「お互いに」をつけなくてはならない。卒業して半世紀を経て尚一緒に居られるというのは幸福なことだと、その出会いに感謝している。

タレント
ふかわ りょう さん

銀座線の渋谷駅で待ち合わせして、外苑前から歩く朝のひととき。慣れなかった革靴もいまでは、スニーカーのように柔らかくなっている。校舎の踊り場、下駄箱、校庭のゴムの感触。購買のおばちゃんはいつも甲高く、教室の後ろの黒板と休み時間の音。服装検査、頭髪検査、ベルトの色が違うと掴まれた朝も、職員室に呼び出された午後も。終業のチャイム、学ランの下の汗ばんだTシャツ。ベランダでずっと話していた放課後と、ぺしゃんこの鞄が揺れる、絵画館までの道のり。あのとき見た景色。あの頃の匂い。好きだったことも、嫌だったことも、時代がどんなに変わっても、僕の頭の中には、ずっとあの頃の「国高」があって。

将棋棋士(九段)/日本将棋連盟会長
佐藤 康光 さん
[40回生:1988年卒]

良き人生の助走として

私は国学院高校に在学中、2年生の終わりに将棋の棋士になりました。6歳で将棋を覚え、中学生の時に棋士を志し、早くから人生の目標を見つけていたことになります。一方で、色々なことを学び、様々な人との出会い、多くの友を作る。高校を卒業して30年以上が経ちましたが、学校での生活、友達との会話、文化祭や体育祭、修学旅行等様々な思い出が今でも蘇ります。視野を広げるという意味でも大きな3年間でした。これから高校生活において様々な出来事があると思いますが、皆さんには無限の可能性があります。無駄とも思える部分も不思議と後々役に立つことも出てきます。楽しい時、苦しい時もありますが、良き人生の助走の部分として、充実した時間を過ごしてもらえればと思います。

東京大学准教授
諏訪部 浩一 さん
[41回生:1989年卒]

これを読んでいる皆さんは、「高校に入ったら、こんなことをしよう」とか「こんな自分になってやろう」とか思っているのではないでしょうか。それでいいと思います。もちろん「自然体がいちばん」という「健全」な考え方もあるでしょうが、しかし成長とは背伸びをしてはじめて可能となるものでしょう。悔いのない毎日を送ろうと頑張る人だけが、いわば正しく後悔することができるといってもいいかもしれません。後悔のない人間に魅力などありませんし、まさにその意味において、高校での3年間は皆さんを「大人」にするのです―と、ここにはとても書けないことばかりしていて留年までしてしまった「不健全」な先輩としては、呟いてみたくなるのです。

本校同窓会代表理事/ 株式会社 学士会館精養軒 元代表取締役社長
石井 啓二 さん
[14回生:1962年卒]

毎日が楽しみだった“幸せな日々”

私が在学していた頃はまだ古い校舎で、現在のように立派な設備も整っていたわけではありませんが、毎日学校に通うことが本当に楽しみだったものです。良き師、良き友に恵まれ、幸せな高校時代を過ごすことができました。3年間で得た多くの出会いは、卒業後何十年を経た今でも、私の大切な支えとなっています。仲間と夢中になって学校生活を楽しむ国学院高校の伝統は、今日までしっかりと受け継がれているのではないでしょうか。在校生諸君の活躍をみるにつけ、私はそのことをいつも嬉しく、誇らしく感じています。皆さんも国学院高校で、一生涯つき合える仲間と出会ってください。

縄跳び師
田口 師永 さん
[46回生:1994年卒]

一生の宝物

夢が叶うことはすごく素敵なことです。「Cirque du Soleil(シルク・ドゥ・ソレイユ)」というカナダのエンターテインメント集団にアーティストとして所属し、「QUIDAM(キダム)」というショウで、縄跳びの演目に13年間出演していました。世界中を旅して、国籍も人種も違う仲間と仕事をしたことは、貴重な経験です。その基礎には、器械体操がしたい、という思いで入学し、部活動に明け暮れる日々の中でも勉学とのバランスをうまく両立させ、今でも続く仲間や先生方との大切な出会いがあった高校時代があります。これがしたいという夢や想いを育み、それを実現させるためにはどうしたらいいのか、自分との対話を繰り返してください。それが未来へとつながっていきます。

早稲田大学教授 博士(教育学)
藤井 千春 さん
[29回生:1977年卒]

全力で努力した経験は人生を拓く力となる

陸上競技部に所属し、放課後は外苑、赤坂離宮外周、代々木公園等を仲間と走り回っていました。インターハイや関東地区高校駅伝への出場を目指し、夏春休みは久我山高校と合同で練習や合宿も行いました。目標はあと一歩、到達できませんでしたが、3年生の秋まで全力でやり尽くしました。「根拠なき自信。それを埋め合わせる努力」。高校時代に高い目標を掲げて全力で努力した経験からは、その後の人生を切り拓いていく上で大きな力を得ました。学術研究での発見への道も、高い目標を自ら掲げて全力で努力することによって拓かれます。努力は報われないかもしれません。しかし努力しなければ道は拓かれません。高校時代に目標を掲げて全力で努力することで、その後、自らの人生の道を誠実に拓いていくために必要とされる力が涵養されるのです。

フリーアナウンサー
新井 恵理那 さん
[60回生:2008年卒]

勉学と部活動で培われた精神的な基盤

私はフリーアナウンサーとしてやりがいを感じる日々を送ることができています。
どのお仕事でもプレッシャーや緊張に包まれますが、その一つひとつに向き合っていくための「気持ちの強さ」を養えたのは、国学院高校での3年間があったからだと思います。
真面目な校風の環境の中で、毎日、みっちりと励んだ勉学と部活動によって、精神的な基盤が培われました。
やりきったことがあると思えることが自分を認める自信につながり、何をするにも後ろを振り返らず、前を向いて進んでいけるのです。
そんな素晴らしい経験をさせてくれた学び舎に私はとても感謝しています。

立教大学 社会学部 現代文化学科
荒澤 希音 さん
[74回生:2022年卒]

私が大学受験で大切にしたことは、自分を信じて一日一日ベストを尽くして勉強することです。嬉しいことより苦しいことの多い受験勉強でしたが、「今日も頑張った」と思える日を重ねていくことで、日々成長することができたと思います。また、受験結果に関わらず、自分の周りの人たちや環境の有難さに気づくこともできました。是非、受験をする皆さんには、大学受験という貴重な経験を全力でやり遂げてほしいです。

東京都立大学 都市環境学部 都市政策科学科
木村 順平 さん
[74回生:2022年卒]

この文章を読んでくれているみなさんの中には、高校生となるための準備をすすめている人も多いことでしょう。地元の中学校を旅立ち、新たな環境に期待を膨らませる反面、不安も大きいのではないでしょうか。かく言う私もその1人でした。しかし、過度な心配は必要ありません。我が国学院高校は、大学の附属校でありながら中等部がなく、みんなが一緒に高校生活のスタートラインに立つことになるのです。そして、勉学はもちろん、学校行事や多彩な研修を通して、圧倒的な人数の先生・生徒とかかわり合い、生涯の仲間となりうる友達と出会うことができるはずです。私は夏休みを利用してイギリス研修に参加し、驚きや発見の毎日に胸を躍らせ、一方、日常では吹奏楽部に所属し、初心者として一生懸命技術を磨いていました。高校生活の勉学の集大成として大学受験に挑戦し、振り返ってみれば、培ってきた思い出や人間関係は、大切な財産となっていました。高校生活を楽しむ上で1番大切なのは、みなさんの向上心にかかっていると思います。勇気をもって挑み続ければ、国学院高校での楽しさを実感できるでしょう。

上智大学 総合人間科学部 看護学科
鈴木 星音 さん
[74回生:2022年卒]

私が日々勉強する上で最も大切にしていた事は、分からない部分を徹底的に無くすことです。国学院高校の先生方は常に生徒に寄り添ってくれます。私は定期テスト前によく職員室に行き、勉強で分からないところを質問していました。その度に先生方は、私が理解するまで何度も優しく教えてくださいました。もちろん勉強面だけでなく、様々な相談事にも親身に対応してくれます。国学院高校は多くのことを楽しく学べるとても素晴らしい学校です。ぜひ国学院高校に入学し、充実した高校生活を送ってほしいと思います。

国学院大学 文学部 史学科
川崎 健介 さん
[74回生:2022年卒]

国学院は古くから歴史と伝統がある学校です。私は3年間、日本史の勉強に力を入れました。
日本史を学ぶことによって、国学院がいかに偉大な学校であるかを知りました。皇典講究所という名があるほど、素晴らしい学校なのです。
また、私は部活動では陸上競技部に所属しました。主に学校周辺・競技場・代々木公園で日々辛い練習が続きました。ですが、多くの部員と切磋琢磨できる環境、素晴らしい顧問の先生方に恵まれ、引退まで最高の時間を過ごすことが出来ました。陸上競技部で出会った仲間は、私にとってかけがえのない存在です。
国学院の3年間、勉強はもちろん大変ですが、部活動・学校行事も本気で取り組めば、最高に充実した高校生を送れます。
是非、巡り合った仲間たちと高校生活を謳歌してください。

千葉大学 国際教養学部 国際教養学科
和田 康汰 さん
[74回生:2022年卒]

高校生活3年間のスケジュールを自分で完璧に作れている場合は別ですが、そうでないのなら学校の勉強なんて意味ないと切り捨てず、まずは一度やり抜くことを強く勧めます。実際、そのような人が上手くいっているイメージがありますし、国学院高校のカリキュラムであれば安心して付いていくことができます。そして何より、自分が頑張っていると、同じようにもがき苦しみながらも頑張っている大切な存在と出会えます。そんな存在と一緒に、一般受験という高い壁を乗り越えた経験、そして言葉では言い表せないその時の感情はこれからの人生の支えとなるでしょう。この文を見に来てくれた君ならできます、頑張って!

早稲田大学 文化構想学部
我那覇 朋佳 さん
[75回生:2023年卒]

友人に支えられた高校生活

私の高校生活は、コロナ禍に見舞われ思い描いていたものが100%実現したとは言い難いものでしたが、そのような状況の中支え合った友人の存在はとても大きいものでした。国学院高校には何かしらを全力で取り組んでいる友人が多かったです。私の周りには勉強に重点を置いている人が多く、お互いに相談し、支えあい、受験は団体戦という言葉を体現したような雰囲気でした。また、行事面では制限が多い中でしたが、最後の1年は失われた2年間を取り戻せるくらい限界まで全力で取り組むことができました。頑張ると自分で決めたらやりきる、そんな姿勢の友人が多く、私もそういう雰囲気に影響を受けました。